夫と妻どちらの方が収入が多いですか?
夫と妻の収入が同じ程度、もしくは、妻の方が多いケースの場合は、現行の遺族年金の給付額についてしっかりと理解しておく必要があります。
共働き夫婦が知っておくべき遺族年金についてまとめましたので気になる方は是非ご覧ください。
共働き夫婦が増えている時代にマッチしていない遺族年金の落とし穴
死亡や病気・ケガなど万が一の際に頼りになる各種保険ですが、夫の方に手厚い保証の保険を掛けていませんか?
結婚前に保険の営業マンに何となく進められて保険に加入したまま、ずっと見直しをしていない場合は、特にその傾向が強いかもしれません。
夫と妻の収入が同じ程度、もしくは、妻の方が多い共働き夫婦なのに、夫の方が手厚い保証の場合はすぐに保険を見直すようにしましょう。
なぜなら、
もしもの際の公的な保障である「遺族年金」は、旦那様を無くした妻より、妻を無くした夫の方が給付される金額が少ないことがあるからです。
この事実を知らない共働き世帯は意外と多いようです。
制度 | 説明 |
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遺族年金制度 | 夫が万が一のときに、子供のいる妻、もしくは子供は遺族基礎年金を受取ることができる。 子供なし・・・0円/月 子供1人・・・85,000円/月 子供2人・・・103,000円/月 子供3人・・・110,000円/月 ※夫が会社員の場合、夫の収入に応じて、さらに遺族厚生年金もでます。 |
遺族弔慰金 | 従業員の万が一の際の制度です。 詳しくはお勤めの会社に予め確認して下さい。 |
- 夫の給料の方が高い共働き家庭
- 妻が専業主婦の片働きの家庭
を前提とした制度のままで、共働き夫婦が増えている今の時代にまったくマッチしていません。
このように時代背景に追いついていないことが、遺族年金の落とし穴なのです。
まずは、双方の勤務先の制度をしっかりと確認した上で、場合によっては、民間の死亡保障を夫より妻に手厚くするといったことを検討してみてください。
この様に、あなたが共働き世帯の場合、遺族年金と民間保険のバランスをしっかりと考えることが重要なのです。
保険はライフイベントや収入が変化した際には見直しを
結婚や出産などライフイベントの度に保険の見直しはできていますか?
家族構成や世帯年収が変わると必要な保険も変わってきます。
リスクに備えられていないケースもあれば、無駄に保険料を払い過ぎのケースもありますので、ライフイベントの際には必ず見直しをするようにしましょう。
また、収入の変化の際も同様です。
共働きの家庭が増えている中、最近は、夫と妻のお給料が同じであったり、妻の方が多いケースも増えています。
前述の「遺族年金の落とし穴」にある通り、公的な保証は時代に合っていないことがあるので、収入の変化の際にもしっかりと見直しをするようにしましょう。
夫と妻の収入格差は関係ない!お互いがどうサポートし合うかが大切
いかがでしたか?
世帯年収1,000万なら共働きと方働きどちらがお得?の通り、これからの共働き世帯は世帯年収を意識して、手取り額(可処分所得)を意識していく方が、結果的に使えるお金が増えます。
どちらが多い少ないではなく、育児や家事も含めどうお互いがサポートし合った方が世帯年収および手取り額が増えていくかという考えが大切です。