業務内容は同じでも責任の重さが違った看護師の正社員とパートの差

正社員からパート(非常勤)に働き方を変えた看護師の等身大をお届けします。

今回は、広島県在住でひとりのお子様がいる看護師(金森さん、40代)にお話を伺いました。

看護師のお仕事に誇りを持ちながらも、家庭と仕事に両立に悩んだ結果、正社員からパートへ働き方を変えた、金森さん。

パート職になっても、手を抜かずに正社員と同等に働いている姿は、パート職になったとしても忘れてはいけないことだと改めて考え直させられました。
 

家庭と仕事の両立が中途半端な状態になり始めていたので正社員からパート職へ

(正社員からパートに働き方を変えた理由・背景)
看護師は不規則な勤務が多い職業です。

独身の時期や子供が生まれるまでは、特に大きな問題はありませんでしたが、家庭を持つと何かと不都合が多くなります。

土日祝やお盆・正月の勤務、早朝や夜勤勤務などを当たり前のようにしていると、家族にも負担がかかりますし、何より自分自身にも余裕がなくなってしまいます。

保育園がお休みの時でも、看護師は仕事に行かなければいけない日があるので、この事は一番大きな壁でした。

少しの間なら家族の協力も得られますが、それがずっと、数年続くとなると違います。

何より子供と一緒に過ごす時間が少なくなる事は、できるだけ避けたいと思っていました。

看護師の仕事はやりがいのある仕事ですし、小さな頃からの夢でしたし、好きで続けている仕事です。

そして、幸いな事に周囲に協力してくれる家族がいたため、頑張っていこうと思っていましたが、それでもやはり家庭と仕事の両立は簡単なことではありませんでした。

正社員からパートに働き方を変えたきっかけは日々の疲労感からか少し体調を崩してしまい、このままだと家庭の事も仕事も中途半端な状態になると感じ始めたからでした。
 

業務内容は同じでも責任の重さが違う看護師の正社員とパートのギャップ

(正社員とパートのギャップ)
日々の業務内容は正社員もパートも同じなのに、パートだからと言う事で大きな責任の伴う仕事は免除されていたと思います。

だからといって私自身は仕事の手を抜く事はしませんでしたが、正社員で働く看護師からみると、パート勤務だと「責任がなくていいわ」というイメージがどうしてもあるようです。

パートの中には、「パートだから・・・」と割り切って、面倒な事はすべて正社員の仕事と思っている人もいました。

全ての人がそうではないとはいえ、こういう考えの人がひとりでもいると、やはり良くない印象を持たれてしまうのとその印象が根強く残り、ほとんどのパート社員が同じように考えていると思われてしまうことは非常に残念なことでした。

雇用形態に違いがあっても、同じ職場で同じ業務をする限り、正社員だから・・・パートだから・・・と考えてしまう意識を変えるべきだと感じました。

ですが、正社員を差し置いて出しゃばるような言動も慎むべきです。

パート社員として働く事は、周囲との調和が大事だとそのときすごく感じました。
 

自分の仕事観を見直すきっかけにもなったので、働き方を変えて良かった

(看護師としてパート職を選択して良かったと思うこと)
看護師の場合、パート職になるとこれまでの不規則な勤務体系から一変し、勤務する日・勤務時間が決められているため、仕事と家庭との両立がしやすいと思います。

時間に余裕ができるため、家族との時間が確保されます。

正社員で働いている時にはなかなか難しかった保育園のお迎えや行事にも参加できるようになりました。

パート勤務だとお盆・正月の休みも貰いやすいため、家族や親戚との時間を有意義に過ごすこともできるようになりました。

また、自分自身にも余裕ができるので、ゆったりとした気分で過ごせるようになります。

自分のライフスタイルの基本が仕事よりも家庭にあるため、家族との時間がとれない事が一番のストレスだったんだと感じる事ができました。

仕事をバリバリこなし看護師としてのキャリアを積み上げていくことも大事なことですが、特に子供が小さい時期にする事ではないような気がします。

そうやって自分の仕事観を見直すきっかけにもなったので、働き方を変えて良かったと思います。
 

看護の仕事にやりがいを感じ、看護師という職業に誇りを持っているから働き続ける

(看護師を辞めるひとが多い中、あなたが看護師として働き続けている理由)
やはり、看護の仕事にやりがいを感じ、今の職業が大好きで、自分なりに誇りを持って働いているからです。

また職場がパート勤務を認めてくれたため、辞めずに働き続けていられていると思います。

新しい職場を探す事は簡単ですが、リスクも伴います。

仕事や人間関係を一から築いていかなければいけませんし、それだけでも大きな負担になります。

以前から働いていた職場では、その煩わしさがないためその分仕事と家庭に集中する事ができます。

しかし、退職したり職業を変えることは決して良くない事とは言い切れないので、自分に合った職業と勤務形態を選択する事が重要だと思います。
 

資格職で働く女性に届け