非常勤・パートで働きたい歯科医師/歯科衛生士は訪問歯科がおすすめ

超高齢化社会の日本では、歯科業界においても歯科医院に通うのではなく、自宅や施設に来て診療してもらう「訪問歯科(訪問歯科診療)」の需要が非常に高まっています。

そして、その現場では常勤だけでなく、多くの非常勤・パートで働く歯科医師や歯科衛生士たちが活躍しています。

どちらの職種も女性の活躍が目立っています。

今後も非常勤・パートで活躍する歯科医師や歯科衛生士が増えていくことを期待して、訪問歯科について詳しくお伝えします。

訪問歯科(訪問歯科診療)とは?

「訪問歯科」とは、お口の中や歯のことで困っていても歯科医院に通院できない方を対象に、歯科医師や歯科衛生士が自宅や施設に訪問して治療することをいいます。

その対象が、通院できない方ですので、多くの患者は高齢者の方となります。

そのため認知症や寝たきりなど健常者のように口を開けてもらうことすら困難なときもあったり、聴力や視力が低下している高齢者の方とはコミュニケーションをとることさえ難しかったりします。

訪問歯科の診療内容としては、

  • 義歯の作成/調整
  • 歯周治療
  • 虫歯治療
  • 口腔ケア
  • リハビリ

などと高齢者が自分で食べ物を「食べる」「飲みこむ」といった生きていくための治療が多く、予防や審美的な治療を要望されることが多い一般・外来歯科とは大きく異なります。

治療前は食べることができなかったものが、義歯調整することで食べられるようになったなど人間としての生命活動を支える仕事が訪問歯科といっても過言ではありません。

また訪問先としては、ご自宅以外にも

  • 特別養護老人ホーム
  • 介護老人保健施設
  • 有料老人ホーム
  • グループホーム
  • サービス付高齢者向住宅
  • 医療機関

などが多く、訪問先毎に歯科医師と歯科衛生士がチームとなって専用の往診車でお伺いし、訪問先で診療を行っています。

診療後は患者からだけでなく、その家族や施設関係者の方々からも「ありがとう」と感謝の言葉をもらえることが多く、歯科医師や歯科衛生士のやりがいにつながっているようです。

訪問歯科で活躍している歯科医師・歯科衛生士像

上記の通り訪問歯科では高齢者の患者が多いため、歯科医師や歯科衛生士としての能力・技量はもちろんのこと、コミュニケーション力や接遇力といった能力も求められます。

訪問歯科で活躍している歯科医師・歯科衛生士とは

コミュニケーション力や接遇力となると比較的女性の方が上手でもあり、気配りも上手なので施設やご家族からの評価が高い(評判が良い)のは、下記のような女性の歯科医師であり歯科衛生士となります。

  • 育児や家事をしながらでも週1日や空いた時間で活躍したい・世の中に貢献したい「ママさん歯科医師・歯科衛生士」
  • 今まで培ってきた経験と技術で、残りの人生を世の中のために再投資したい「ベテラン歯科医師・歯科衛生士」
  • 高齢者とそのご家族と関わりながら高齢社会でも通用する技量と接遇を身に付けたい「若手の歯科医師・歯科衛生士」

このように訪問歯科の現場では、若手〜ベテラン、子育てしながら働くママが活躍しています。

訪問歯科で働くつ3つのメリット

それでは、そんな訪問歯科で働くことのメリットを3つご紹介します。

超高齢社会の日本において、訪問歯科を必要とする患者さんは多くいますが、そこで働く歯科医師や歯科衛生士など訪問歯科の現場で働く側にも十分なメリットがあることがわかると思います。

ワークライフバランスの取れた生活を送ることができる

ひとつ目のメリットは、仕事とプライベートの両立(子供がいる方の場合は、仕事と育児・家事の両立)ができるということです。

その理由は下記の通り、外来に比べて圧倒的に拘束時間が短いのと1日の仕事の流れがある程度決まっているため、ほぼ残業がないからです。

土日祝日もしっかりとお休みがとれます。

[訪問歯科の1日の流れ]
  1. 8:30 拠点へ出社
  2. 9:30 訪問先Aへ・・・往診車で訪問先へ出発
  3. 12:00 ランチ・・・ファミリーレストランなどでスタッフみんなでランチ
  4. 14:00 訪問先Bへ・・・往診車で訪問先へ出発
  5. 17:00 拠点へ帰社・・・帰社後は日報等書類作成、翌日の準備
  6. 18:00 退社

※場合によっては、訪問先へ直行・訪問先から直帰という日もあるようです。
 
もうひとつの理由としては、

非常勤・パートで働く歯科医師や歯科衛生士の比率も高く、週1日〜週5日でライフスタイルの変化に合わせて働くことができる環境があるからです。

たとえば、子供が小さいときは週1日勤務でしたが、子供が大きくなるにつれ週2日、週3日と増やし、現在では週5日勤務している方もいます。

最近では、保育園に預けられる間は週5日勤務し、「小1の壁」や「小4の壁」という問題から子供が小学生になったら勤務日数を減らすケースも増えているようです。

子供がいるけど仕事は続けたい人・社会とのつながりを持ちたい人・世の中に貢献したい人にとってはベストな環境ですね。

訪問歯科で女性が活躍している・しつづけている理由がよくわかります。

(スタッフの生声)

私のような小さな子供がいるママさん歯科医師にとって訪問歯科のお仕事は最高の環境です。勤務時間も短く、報酬もきっちりあるのも嬉しい。

外来に比べて訪問歯科は、ライフスタイルの変化に合わせて勤務可能なので、仕事と家庭の両立ができています。

副業・複業ができる

ふたつ目のメリットは、「副業(複業)」ができることです。

開業医でありながら休診日に訪問歯科で週1回働く歯科医師もいますし、外来と訪問歯科を掛け持ち(Wワーク)して働く歯科衛生士もいます。

その理由は様々ですが、競争の激しい歯科業界では、外来(一般診療)だけでは稼いでいくことが難しくなってきているという背景や超高齢社会の日本で歯科医師・歯科衛生士として今後生き延びていくためには需要が高まっている訪問歯科の経験を得ておきたいという理由があげられるでしょう。

(参考)
廃業数は毎年2,000件規模・・・歯科医院の開業数は、年間2,000件以前後である一方、廃業・休止した歯科医院がほぼ同数存在している厳しい状況(出展元)

むし歯の罹患率は1/4に減少・・・小学生のむし歯治療が必要な歯は1人あたり1本程度と約20年前に比べて1/4程度に減少している。つまり、人口減少に加えて治療が必要な人数(来院数)が減少している状況(出展元)
 
外来から訪問歯科へのジョブチェンジは、同じ歯科医師・歯科衛生士の資格を活かせるとはいえ職種を変えると同じくらいの大きな変化なので、まずは、非常勤・パートで週1日〜働くというのが心理的にもよさそうですね。

いずれにしても、副業(複業)しながら安定収入を得たり、将来を見据えて訪問歯科を学べるというのは大きなメリットでしょう。

職場内の人間関係が比較的良好

最後に3つ目のメリットは、「人間関係が良好」ということです。

外来の場合は、いつも同じスタッフと同じ空間にいることが多いため、人間関係で悩んでしまう方が非常に多く、それが退職・離職理由の一番の原因でもあります。

一方、訪問歯科の場合は、施設に訪問後は歯科医師は歯科医師の仕事、歯科衛生士は歯科衛生士の仕事がありますし、日によってスタッフやチームが変わったりするため、適度な距離感で働くことができます。そのため、人間関係でトラブルになる事が少ないのだと思います。

働き方としても、訪問歯科の場合は「チーム医療」という言葉がものすごくあてはまります。

歯科医師や歯科衛生士、その他スタッフがそれぞれの職種でプロとして働き、協力し合っている様子はまさにチーム医療であり、お互いが尊敬し合っているので人間関係が良好なのでしょう。
 
 
訪問歯科では、多くの女性の歯科医師・歯科衛生士が活躍していますが、まだまだ人材は不足しています。

ワークライフバランスの取れた生活を送りながら長く働き続けるためにも訪問歯科で働くことの選択肢を加えてみてください。

週1日〜非常勤・パートで働きたい歯科医師・歯科衛生士は訪問歯科で働くことをおすすめします。

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