需要・注目度アップ中!看護師が夜勤専従で働く3つのメリット

近年、需要の高まりもあり、各社の転職サービスがよく紹介している「夜勤専従」という看護師の働き方に注目が集まっています。

そもそも「夜勤専従」は、看護師の労働環境改善を目的に作られた72時間ルールによる夜勤スタッフ不足を解消してくれる大切な存在です。

診療報酬上、看護師ひとりあたりの夜勤時間を72時間以内に抑えないと病院の報酬が減ってしまうため、病院側は看護師のひとりあたりの夜勤回数を抑えなければなりません。

しかし、ひとりあたりの看護師の夜勤回数を減らすためには、看護師の人数を増やす必要があります。その場合は当然、人件費がかさみますし、何よりもこの看護師不足の中では必要な看護師数を採用するのが難しいという問題に直面するのです。

パート・非常勤で働く看護師の中にも「夜勤専従」で働くことを選択するケースも増えてきましたので、あらためて夜勤専従について詳しくご紹介していきます。

夜勤専従とは?

夜勤専従とは、夜勤のみに従事する働き方です。

診療報酬の算定ルールにより、夜勤専従者は原則として日勤を行ってはいけません。
(ただし、あらかじめ勤務表に日勤が組み込まれておらず、日勤者の急病などやむを得ない緊急事態で日勤を行った場合には、例外としてその月も「夜勤専従者」として扱われ、平均夜勤時間の算出時に除外できます。)

雇用形態は、常勤・非常勤・パート・アルバイトなど様々ですが、一般的には非常勤・パート・アルバイトとしての採用が多いのが実情です。

「夜勤だけはちょっと・・・」

と思うかもしれませんが、それなりにメリットがあるので、最近は看護師側でもその働き方に人気が高まっています。

夜勤専従看護師の方に多いのは、看護学校を卒業してから日勤の業務を覚えた1年目の看護師や出産を終え、子供の世話を夫婦で交代でするという看護師が近年増えているようです。

夜勤専従における働き方のルール

夜勤専従は、ひとつの病院で1か月に休憩時間(仮眠含む)を含め「最大144時間まで」しか働くことができません。また、勤務後は最低24時間空けなければ次の夜勤に入れないというルールがあります。

夜勤専従の場合、1回の労働時間が病院にもよりますが、だいたい17時~翌日9時の14時間労働となりますので、1ヶ月に9~10回程度の勤務となるのが一般的です。

逆に言うと、夜勤専従は1か月に勤務できる日数が最大でも9~10回までという事になります。

「夜勤専従」と聞くと毎日夜勤で働かなければならないのでは?とはじめは思いますが、看護師を守る法律もしっかりと整備されていますので安心して働くことができます。

※世の中には「労働基準法」という法律がありますが、夜勤常勤/夜勤専従看護師はこの法律から少し外れて特別な承認を得て働ける仕事になります。
※勤務開始前と勤務終了後に30分間程度の実労働時間を加えることは問題ないとされています。

夜勤専従は1日の給料額が高いけど、働ける日数や時間に制限(限度)があるということを覚えておきましょう。

夜勤専従のメリット1:プライベートの充実

夜勤専従のひとつ目のメリットはプライベートの充実です。

「えっ?夜勤ばかりで、なんでプライベートが充実するの?」

と思った方も多いでしょう。

一般的には、昼間(日勤)のお仕事の方が生活リズムも整えられ、プライベートも充実した生活を送れると思いますが、他の職種と比べると看護師の夜勤専従は、プライベートも充実できるというメリットがあるのです。

その理由は前述の通り、勤務後~次の勤務まで最低24時間空けなければ次の夜勤に入れないという法律があるため、意外にも夜勤専従看護師はプライベートの時間を確保できるのです。

事実上1日勤務した後は1日お休みとなるので、例えば朝9時に退勤し、十分な睡眠をとった後、夜にはお友達や彼氏とご飯を食べたり、お酒を飲みに行くことが可能になります。

また、次の出勤が翌日の17時くらいという事を考えれば、遅くまで遊び過ぎてしまっても次の日に早起きしなければいけないという事もありません。

他の職種の方が出来ないプライベートの過ごし方が夜勤専従の看護師にはできるというのが大きなメリットです。

常勤の場合は、休日数で比較しても同じことが言えます。

日勤常勤の看護師の場合は、基本的に、4週8休+夏季休暇+年末年始休暇で、年間休日が110日前後となります。

一方、夜勤専従の看護師の場合は、月に10回勤務(日を跨ぐため実質20日勤務)なので、年間休日が125日前後となります。

このように夜勤専従の看護師の方がお休みの数が多く(勤務回数が少ない)なるのです。

日勤常勤の看護師より収入が多く、プライベートも充実できる(できそうな)のが夜勤専従の看護師の大きなメリットと言えますね。

夜勤専従のメリット2:お給料が高い

ふたつ目のメリットは、何と言ってもお給料が高いことです。

一般的に看護師のお給料は、夜勤で働くことで付与される「夜勤手当」によって高くなります。

さらに、労働基準法で定められてている「深夜勤務手当(22時~5時間にの勤務は、対象給与額の25%相当の割増賃金を上乗せして支給される)が加わります。

この「夜勤手当」と「深夜勤務手当」によりお給料が高くなっているのです。

常勤の夜勤専従の場合は、基本給に加えて月9〜10回の夜勤のため夜勤手当がたっぷりつきますし、さらにボーナス(賞与)や資格手当など含めると年収は十分魅力的な金額になります。

非常勤の夜勤専従の場合は、働く日数によって月のお給料は左右されますが、1日の単価が高いことには変わりありません。

「夜勤1回につき○○円」というように1勤務ごとの定額制になっていることが一般的で、急性期病院・療養型病院・介護施設などどこで働くかによって変わってきますが、1回勤務して、35,000円〜28,000円が相場といえます。

夜勤専従のメリット3:手術などの大掛かりな業務から逃れやすい

最後のメリットは、仕事の内容です。

病院では通常、昼間に医者が患者様の症状を見て、薬や手術によって患者様の病気を治すということが一般的です。

ですので、大きな手術や大掛かりな検査というのは朝~夕方までに行われ、夜~朝までの間には緊急時を除いて基本的には行われません。

夜勤専従の看護師は、一般的な看護師の仕事を対応する事がメイン業務となります。

14~16時間連続勤務と聞けば、確かに「夜勤専従は体力勝負!」というイメージは沸きますが、大きな手術や大掛かりな検査業務から逃れやすいのが夜勤専従看護師のメリットです。

夜勤専従における常勤と非常勤の違い

上記のとおり夜勤専従で働く3つのメリットをお伝えしましたが、働き方としては常勤と非常勤(スポット含む)が存在します。

夜勤専従常勤とはひとつの病院で常勤勤務することを言います。

夜勤専従の常勤と非常勤の違いをわかりやすく以下の表にまとめてみましたのでご覧ください。

夜勤専従の常勤と非常勤の違い

 常勤非常勤
給与基本給、各種手当、賞与。
※夜勤回数に応じて手当が支給されるため総じて給与は高い
働いた回数に応じて給与が支給される。賞与なし。
※希望通りにシフトに入れないなど安定しない場合もある
福利厚生ありなし
社会保険の加入基本加入勤務時間によっては加入することが可能
Wワーク禁止

比較してしまうと常勤の場合は賞与があるため年収額や社会保険加入など魅力的に映りますが、職場によっては委員会活動や看護研究などの役回りを任されることがあるため、日中に病院へ行く機会も増えてしまいます。

一方、非常勤の場合は委員会活動や看護研究などの役回りはないため夜勤の非常勤勤務を掛け持ちし、自分自身のワークスタイルでの働き方を組み立てている看護師も多くいます。

自由な働き方という意味では非常勤は魅力的で、夜勤専従で働く場合は慣れるまではまず、非常勤・パートで働くことをおすすめします。

資格職で働く女性に届け

資格職で働く仲間と未来をデザインするコミュニティ
「eswell biz」



(こんな方におすすめ)
・職場を超えて様々な職業の方とつながりたい方
・異業種の友達が欲しい方
・スキルアップをしたい方
・複業/副業を考えている方
・独立/企業を考えている方
異職種の仲間とつながり視野を拡げたい方に様々な企画をご紹介しています。

(対象資格) 看護師/薬剤師/歯科衛生士/保育士/管理栄養士(栄養士)/PT・OT・ST/介護系/医師/歯科医師/美容師など ※順次拡大中!