子どもたちの涙の訴えで、正社員からパートに働き方を変えた

正社員からパートに働き方を変えた保育士のリアルをお届けします。

今回は、栃木県在住で、子どもがなんと4人もいる保育士(鴨志田さん、38歳)にお話を伺いました。

4人の子どもたちのためにマイホームを夢見る鴨志田さんは、子どもを保育園や学童保育に預けながら、正社員として頑張っていました。

それでも、やはり正社員として働き続けるには限界があり、最後は子どもたちの涙の訴えで、正社員からパートに働き方を変えたそうです。

子育てしながら保育士の正社員として働く苦悩をご覧ください。

学童に預けっぱなしの毎日に子ども達が涙したため正社員からパートに

(正社員からパートに働き方を変えた理由・背景)
以前の職場では人間関係で色々とつらいことがあったので、新規一転、転職して新しい保育園に移りました。

私には、子どもが4人いることもあり、どうしても近い将来家を建て替えて広いお部屋に住みたくて、そのためには正社員として働き続けることが必要でした。

ところが、転職したばかりの保育園は、開所したばかりの保育園ということもあり、日々遅くまで打ち合わせの毎日。

園長先生の配慮で、時差勤務なしの固定時間勤務にしていただいたのですが、その退社時間に帰れる日は1日たりともなく、「残業代込みの月給なのだから我慢しなさい」と上の先生から言われる始末です。

当時、私は上の子3人は小学生だったので、放課後は学童保育に預け、末っ子は、少し離れた保育園に預けていました。

我が家では、主人と2歳の末っ子はかわいそうだからという理由で延長保育にはしないと約束をしていたので、打ち合わせ中でも「申し訳ありません」と誤り、抜けざるをえない状態で、末っ子の保育園へはいつもギリギリのお迎えで、その後学童に迎えに行く日々でした。

主人は自営業であるにも関わらず仕事終わりが不規則のためまったく当てに出来ず、義母も近くにいましたが、嫌がらせを長年されやっと別居出来たばかりなので、当てにするつもりもありませんでしたし、一方で私の両親は北海道なので、実家を頼ることも出来ませんでした。

平日に小学校の行事で休むと、『有給はまだないので、休んだ分土曜日出勤で戻してください。』と言われ、もともとの土曜日出勤の他、休んだ分も加わり、ほぼ毎週土曜日出勤でした。

そんな状況が続き、私の体力もついに限界に達しました。

同じタイミングで子どもたちも、ずっと預けっぱなしの毎日で今の環境が嫌だと泣いて訴えてきたのを機に、正社員を降りパートになりました。

仕事内容はトイレ掃除・廊下掃除・給食の片付けなど雑用ばかりに

(正社員とパートのギャップ)
パートになってからは、土曜日の出勤は行事の日以外はなくなり、就業時間もほぼ定時で帰れるようになり楽になりました。

ただし、その分、子どもたちの午睡時間(午後のお昼寝時間)は、休憩時間が無くなるほどとても忙しくなりました。

すべての保育園が同じではないと思いますが、私の保育園の場合、正社員はほとんど掃除をしません。

掃除をするとすれば、帰り際に保育室をモップがけする程度です。

保育園内の全てのトイレ掃除・廊下掃除・テラス掃除・給食の片付け掃除・子どものエプロンとおしぼりの片付け、これら全ての雑用は言葉は悪いですが、パートに押し付けです。

私たちが雑用をしている間、正社員はゆっくり座り、子どもの個人ノートを書いたり、打ち合わせといいながら、お茶を飲み話(世間話?)をしています。

確かに、正社員の時は遅くまで打ち合わせに時間をかけ、行事の準備に右往左往していたりはしましたが、まさかパートになって休憩時間がなくなるとは思いませんでした。

お給料では、きっちり休憩時間を引かれて時給計算されているんですけどね。

子どもの行事や体調不良でも休みや早退が取りやすくなった

(保育士としてパート職を選択して良かったと思うこと)
勤務内容はある意味濃くなった気はしますが、拘束時間が9時間から8時間に短くなっただけでも、私にはすごく楽になりました。

体力的にも気持ち的にも。

土曜日勤務から解放されることで、子どもとの時間もとれ、必要以上にイライラすることもなくなり、私の体を休める時間もできてよかったです。

そして、子どもの行事や体調不良でも休みや早退が取りやすくなりました。

正社員の時は、自分の保育分担で任されることも多く急な休みや早退はしずらい状況もしばしばあり、その場合子ども達は、保健室で仕事が一区切りつくまで寝かせてもらっていたり、具合が悪いと知りながらも学校に行かせていました。

子どもにとってはしんどかったでしょうね。

パートになってからは、保育内容で任されることは少なくなったため、早退の電話が保育園にかかってきてもすぐに迎えにも行けるようになったし、具合が悪いときは休ませたりできるようになり良かったです。

子どもたちの笑顔が見たいから、今日もまた保育士を続けている

(保育士を辞めるひとが多い中、あなたが保育士として働き続けている理由)
保育園の子どもたちは家とは違う環境のなかで、子どもたちなりに頑張って生活しています。

その子ども達が育っていく姿を私はずっと見ていたいと思います。

まっすぐ進む子。
寄り道する子。
立ち止まる子。

様々だと思いますが、気にかけ・目をかけ・手をかけ関わってきた子ども達の笑顔に『先生も頑張って』と励まされることもありますが、その笑顔を見ると大変さも吹き飛び、「あー、保育士やっててよかった!」と思います。

そして、その笑顔が見たいからどんなにつらいことがあったとしても、今日もまた、保育士を続けています。

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