扶養内パート勤務で働きたい看護師へ送る3つのアドバイス

看護師パート職の働き方としては大きく2つあります。

ひとつ目は、夜勤や残業がないだけでそれ以外は常勤とほぼ同じような働き方です。

そして、二つ目は、夫の「扶養内」となる働き方です。

看護師であるあなたがパート職として働く場合、「扶養内」で働くこともひとつの選択肢として考えられるでしょう。

雇用側としては、常勤の看護師が少ない時間帯に人員を強化させるためにパートを雇うことを行うため、扶養範囲内で働く看護師を歓迎する病院・クリニック・介護施設・訪問看護など探してみると求人は結構ありますので、今回は、共働き夫婦である看護師がパート職で、かつ「扶養内」で働く場合に、大事な3つのことをご紹介します。

1) 扶養内と扶養外はどっちがお得か?

パート職で働く場合、「扶養内」で働くのと「扶養外」で働くのではどちらがお得だと思いますか?

もしあなたが子育てや親の介護などの理由があって短時間勤務を希望している場合は、「扶養内」で働いた方が手取り額がお得なケースがあります。

また、国家公務員や一部の企業では「扶養手当」「家族手当」が支給される条件として、妻が「扶養内で働いていること」が条件となっているケースがありますので、その場合も「扶養内」で働いた方が手取り額がお得なケースに当てはまります。

「103万円の壁」や「130万円の壁」という言葉をよく耳にすることがあると思いますが、上記のケースでは、年収103万もしくは130万円未満でシフトを組むことが手取り額や世帯年収を多くするコツとなります。

このことは、所得税や社会保険の仕組みを理解しておくとその理由は明らかなのですが、詳しくは、パートで働く女性が知っておくべき103万の壁/130万の壁をご覧下さい。

【参考記事】パートで働く女性が知っておくべき103万の壁/130万の壁

一方で、年収130万円を超えてくると、所得税だけでなく社会保険料が引かれます。

年収130万〜160万程度までは、社会保険料の負担が大きくなる分、手取額では損してしまうので、扶養外であれば、年収160万円以上稼いだ方が手取り額はお得になります。

このように結局のところどっちがお得かは、その家庭ごとの状況によって変わってきますが、年収130万以下の場合は「扶養内」の方がお得で、年収160万円以上の場合は、「扶養外」の方がお得ということを目安にしてみて下さい。

家庭ごとに状況が変わるため、事前に扶養内で働くか?扶養外で働くか?をしっかりと夫婦間で話し合いをすることが大事です。

パートとはいえ、夜勤や残業がないだけでそれ以外は常勤とほぼ同じような働き方もありますし、育児や家事重視・介護重視で、週2日や1日4時間など勤務日数や勤務時間を抑えて(時短で)働くこともあります。

常勤からパートに働き方を変えると収入が明らかに減りますし、扶養内となるとさらに収入は減ります。

収入が減ることが予めわかっていたとしても、意外とこの収入減は夫婦間のトラブルの原因にもなります。

夫婦共働きで、しかも双方が正社員(常勤)の場合ですと世帯年収が多く、比較的余裕のある生活ができていたわけですから、何かを我慢もしくは犠牲(節約)しなくてはいけないのはそれなりにストレスが溜まるからです。

潜在保育士がパート職で職場復帰すると手取り額で47万円もお得にある通り、共働き夫婦は、内訳で手取り額も変わってきます。

お金の面だけではありません。

扶養家族に入ると扶養家族制度により、健康保険・社会保険・確定申告・税金などが絡んでくるので、上手く扶養家族制度を利用する事で、税金面での優遇を受けられるのでそれはメリットですが、扶養内となるとかなり仕事を制限することになるので、働きたくても働くことができない現象もおきます。

例えば、年の前半に稼ぎすぎてしますと、後半は、シフトを削らないといけないシーンもできてきます。

働きたくても働けない状況が必ず発生するので、そのことがストレスの原因になったりもします。

本当にそれでよいのかどうかもう一度夫婦で話し合ってみましょう。

2) 看護師のパートは時給が高いのでシフト調整が必要

看護師の場合、パートの時給(お給料)が他の職種に比べると高いため扶養内に収めようとすると、どうしても1日の労働時間や月の出勤日数をかなり抑える必要があります。

【参考記事】パートで働く看護師の時給相場と平均時給

例えば、時間給1,800円の看護師の場合には、1日4時間を1ヶ月15日働いたとして、月収は108,000円(年収は1,296,000円)になります。

そのため、扶養内に収めるためには、

  • 時給はいくらか?
  • 月の労働時間は何時間か?
  • ボーナスはあるのか?
  • 時間外勤務はあるのか?

など細かな点に注意し、年収の予測をする必要があります。

(参考)
・130万円以内で働く場合
時給1,600円と考えると年に800時間なので月に67時間程度、週に直すと16時間程度ですので、1日3時間で5日間、あるいは1日4時間で4日間くらいが適当かと思います。

・103万円以内で働く場合
同様に、時給1,600円と考えると月に52時間程度、週に直すと13時間程度ですので、1日3時間で4日間、あるいは1日4時間なら3日間程度が適当かと思います。

上記の通り、扶養範囲内のパート看護師として働く場合、時給にもよりますがそんなに勤務日数も増やせないですし、場合によっては短時間勤務になる事もあるでしょう。

私が今まで見てきたパートさんの勤務時間は、

  • 午前のみ
  • 午後のみ
  • 9時から15時まで
  • 常日勤パート

など、特に午前パートが多かったように思います。

看護協会などでは、、、看護師の離職率を少なくして定着率を高くする取り組みの一環としてワークライフバランスを整える事に力を注いでいます。
ですのでママさん看護師や扶養範囲内で働く看護師のために、短時間常勤という雇用形態をとっている病院や施設が多くなってきているので多様な条件であっても短時間常勤という雇用形態があリますので一度調べてみてください。

欲張ってしまったり、シフトを削ることに気を遣ってしまうとすぐに収入をオーバーしてしまいますから、必要な年収を維持できるように常に考え、短時間の勤務に徹しなければならないでしょう。

ただし、自分の都合ばかり考えてシフトを調整するわけにもいきません。

1日の勤務時間が短ければ困るという職場もあるでしょうし、シフトが埋まらない時に扶養内を理由に断ってばかりでは、他のスタッフだけでなく最終的には患者さんにも迷惑を掛けてしまうこともあるでしょう。

パートの募集をしているほとんどの病院やクリニック・介護施設・訪問看護等では、最初から扶養内勤務の年収について考慮してくれますが、それでも事前に自分から確認をしておくと安心できると思います。

3) 転職先で扶養内を希望する場合は、事前に話し合い納得してから

もし、あなたが、転職先で「扶養内」での働き方を希望する場合は、必ず事前に応募先の病院やクリニック、介護施設、訪問看護等に話をしておくようにしましょう。

できれば応募の段階でその意向を伝える様にしましょう。

その方が、面接を受ける段階で、「扶養内」を了承済みであることになりますので、無駄な説明や時間を省くことができます。

面接時や遅くても内定後〜勤務開始日までに、雇用側と仕事の仕方や給料についての話し合いを行い、納得してから勤務し始めると良いです。

扶養内で働くことを希望していながらも職場の都合でシフトを増やされてしまい、税金や社会保険料を支払う羽目になってしまったら、損をしてしまうので。

また、人材紹介会社を活用しての転職であれば、キャリアアドバイザーに事前に実際に働く時間やお給料や時給について相談しておくことも忘れずに。

ただし、人材紹介会社(転職サービス)を介した転職の場合、紹介手数料の低い非常勤・パートの転職支援に関しては積極的ではありません。

扶養内であれば尚更、転職支援に積極的では無いので、予めその点を理解した上で人材紹介会社(転職サービス)を活用するようにしましょう。

その他パートで働く場合に知っておくべきこと

残業手当

パートで働く場合、残業(残業代)があるかどうか、ある場合は月平均の残業時間を必ず調べておきましょう。

パートなのに残業が多かったら、パートで働くメリットがなくなってしまいますし、残業代により扶養内に収まらなくなります。(サービス残業はもってのほかです。)

パートは時給制ですので、基本的には定時で仕事を終えて帰ることができます。

でも、職場の習慣や雰囲気によっては、「常勤だけでなく、パートも残業をして業務を終わらせましょう。」とパート看護師にも常勤看護師と同じように残業を強いる職場もあるようです。

本当に忙しい日や最低限自分の仕事を終わらせるために残業をするのであればまだわかりますが、パートなのに常勤と同じように残業をさせられたら、パートで働く意味がありません。

残業が多ければプライベートの時間は減りますし、育児や家事と仕事を両立させるのが難しくなりますので、パートで働くメリットがないのです。

通勤手当

パートの求人を選ぶときは、通勤手当は全額支給されるかどうかを確認しましょう。

(基本的には、近所の求人から探すことが多いと思いますが、)求人によっては、1日500円までなど支給の上限額が決まっている場合もあります。

通勤手当の支給の上限額が決まっていて、通勤代がその上限額を超えてしまったら、損をすることになりますので気をつけましょう。

また、マイカー通勤の人は、ガソリン代や駐車場料金は通勤手当として支給されるのかも確認しておきましょう。

有給休暇

常勤看護師だけでなく、非常勤・パートでも有給休暇がつくところがほとんどです。

パートには有給休暇がないと思っている方が多いのですが、パートでも一定条件を満たせば有給休暇をもらえますので、念のため確認するようにしましょう。

育児中の場合、子供の急な病気でのお休みにも有給が使えるので、休みによる給料の変動(減少)を心配しなくて済みます。

常勤のときは有給休暇を使い辛かった看護師にとっては、パートになると有給休暇が取り易くなる(有給消化率は非常に高い)ので驚きです。

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