パートで働く看護師の時給相場と平均時給

子育てをするママ看護師にとって、仕事と子育てを両立するためにパートは現実的な選択肢のひとつです。病院や施設からのパート看護師の採用ニーズは増えています。

ただ、これまで常勤看護師として働いていた場合、パートになるとこれまでの固定給料から時給になるので、どのくらいの時給を望んでいいのかわからないのではないでしょうか。

この記事では、パートで働く看護師の時給相場や地域ごとの平均時給などについて説明します。

パート看護師の平均時給は地域差が顕著

パート看護師の時給は、地域差が非常に大きいです。まずは以下の表をご覧ください。

出典:人と仕事研究所 平均時給検索システム(2015年5月~2016年4月)

このデータには准看護師のパート時給も含まれているので、正看護師だけで集計したらもう少し高くなるかもしれませんが、一方で夜勤専従といった時給が高めの求人も含まれているので、おおむねこの表の金額が正看護師の平均時給と見てよいでしょう。

最もパートの時給が高いのはやはり東京23区で、1711円です。次いで大阪府の1694円、東京都市部の1656円、神奈川県の1647円と続きます。

国家資格ということもあり、看護師のパート職の時給は一般的なパート職と比べると高いです。東京都の2015年度最低時給907円と比べると、パート看護師の時給1711円の高さがよくわかるかと思います。東京都の平均時給1711円で週3日、1日4時間パートとして働いたとすると、月収82,128円(月4週間で計算)、年収985,536円です。この金額であれば103万円以下なので、所得税はかからず、旦那さんは配偶者控除を受けられます。

【参考記事】パートで働く女性が知っておくべき103万の壁/130万の壁

一方で福岡県は1131円と、西日本屈指の都市にもかかわらず低いです。おそらく、福岡は他の都道府県ほど看護師をパートで採用しないのではないかと思われます。複数の求人サイトを見たところ、東京や大阪では看護師募集の5%〜10%がパート職でしたが、福岡のパート看護師の募集は2%〜3%程度と少なめでした。常勤で採用する傾向が強いのかもしれません。

地域以外にパート看護師の時給の差を生む項目

見たとおり、地域による時給の差は非常に大きいです。地域差以外にも時給の差を生む項目には、以下のようなものがあります。それぞれ見ていきましょう。

  • 時間帯による違い(日勤・夜勤)
  • 資格による違い(正看護師・准看護師)
  • 診療科による違い(一般系・美容系・メンタル系・その他)

時間帯による違い(日勤・夜勤)

パート看護師は夜勤専従の募集がたくさんあります。病院・施設がパートを採用する背景として、シフト調整を円滑に進めることや、常勤看護師の勤務負担を減らすことなどがあるため、夜勤専従のパート職の求人が出やすいのです。

夜勤は当然ながら時給が高く、3000円を超える金額になることもあります。時間や体力が許せば、検討する価値があるのではないでしょうか。

資格による違い(正看護師・准看護師)

正看護師のパート時給は、准看護師よりも300円〜400円ほど高いことが多いです。常勤であれば平均月給で約6万円の差がありますが、この関係性はパートでも同じで、やはり正看護師のほうが給与水準は高くなっています。

診療科による違い(一般・美容関連・メンタル系・その他)

診療科によっても時給は大きく異なります。平均時給はおおむね以下のような状況です。

  • 一般(内科・外科・小児科など) 1300円~1800円
  • 美容関連(美容外科・美容整形外科など) 1500円~3000円
  • メンタル系(心療内科、精神科など) 1500円~2500円
  • その他(透析科など) 1300円~1800円

最も高いのは美容外科や美容整形外科などの美容関連で、1500円〜3000円です。次いで心療内科や精神科などのメンタル系1500円〜2500円と高くなっています。美容関連は保険外診療が多いことが時給の高さの要因だと思われます。

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